埼玉県で土地付き注文住宅を建てる場合の坪単価は、約96.3万円です。ここには、土地代は含まれていません。なお、土地取得にかかる費用は全国平均より約160万円程度高くなっています。
参考元:住宅金融支援機構|2022年度集計表
大宮区の平均年収から考える注文住宅を建てる場合の住宅コスト
大宮区の位置する埼玉県の世帯収入の平均は、2022年度の「フラット35利用者データ」を参考にすると、約665万円でした。全国平均は約660万円なので、ほぼ全国平均と近い状況です。
埼玉県の全世帯のうち、世帯年収400~500万の世帯が最も多く、約22.3%の世帯が占めています。続いて多かったのが、500~600万円の約19.7%でした。
あくまでも目安にすぎませんが、住宅購入にかけられる費用は、年収の5~6倍程度といわれています。世帯年収が400万円の場合は2,000~2,400万円、500万円の場合は2,500~3,000万円、600万円の場合は3,000~3,600万円となります。このほか、頭金としてどのくらいの費用を出せるのか含めて検討すると良いでしょう。
大宮区で住宅ローンを組んでいる人の月々の返済額
埼玉県のデータを参考に見ると、2022年度にフラット35を利用した人の機構からの借入金額は平均約4,265万円でした。これを元に月々の返済額を見てみましょう。
以下の条件でシミュレーションを行います。
借入金額:4,265万円
返済期間:35年
返済方法:元利均等返済
ボーナス払い:なし
適用金利:1.84%
上の情報を元にシミュレーションすると、月々の返済額はおおよそ13.8万円となります。
なお、返済負担率は埼玉県では26.4%となっており、全国平均の25.6%と比較するとやや高くなっています。理想の返済負担率は20~25%程度といわれているため、やや高い印象。将来的な子どもにかかる費用や日常生活にかかる費用を考慮すると、もう少し借入金額を抑えられるといいかもしれません。
参考元:住宅金融支援機構|2022年度集計表※※リンク未設定※※
>>さいたま市大宮区の子育て支援情報!大宮区で家を建てるファミリー必見
3,000万円程度で建てられる注文住宅は?
予算が3,000万円くらいとした場合、延床面積はおおよそ30~35坪程度、4LDKの一般的な3~4人世帯の注文住宅を建てられます。開放感あるリビングやたっぷりな収納も確保できるでしょう。
構造は鉄骨住宅も検討できますが、鉄骨住宅は木造住宅と比較すると坪単価が高くなってしまうので、木造住宅がおすすめです。木造住宅は、耐震性や耐火性の面では鉄骨住宅よりも劣りますが、断熱性や気密性では優れており、日本の風土にマッチしているメリットも。また費用を抑えられればその分住宅設備にコストを回せるので、より性能の高い住宅づくりができるでしょう。
ただし、耐震性、断熱性、気密性すべてを高機能にするのは難しいかもしれません。自分が取り入れたい機能に優先順位を立てて、ハウスメーカーと相談しながら取り入れるといいでしょう。
>>大宮区の水害リスクと注文住宅の耐震性能を解説!安全なエリアと対策は?なお、家づくりをする際には、建築費に対し10%程度の諸経費もかかります。諸経費に含まれるものは、不動産業者に払う仲介手数料や住宅ローンを組む際にかかる手数料、不動産取得税、水道などの引き込み工事費などです。これらの費用がかかることも忘れずに、コストを検討しましょう。
家づくりでコストを抑えるポイント
予算を立てて家づくりを始めても、どうしても予算オーバーしてしまう場合もあります。そんなときは、以下の点を見直してみましょう。
家の形状はシンプルに部屋数はできるだけ少なくする
住宅は、形状が複雑なほど作業工程や必要な資材が増えるため費用がかかります。屋根の形状も切妻や片流れやシンプルで費用が抑えられます。
また部屋の数も、例えば子どもが2人いるからと2つ子ども部屋を作るのではなく、仕切りを入れられるような間取りにするなど工夫すると良いでしょう。
水回りをまとめる
水周りは、ワンフロアにまとめると費用を抑えられます。例えば2階建ての場合、2階にトイレを設置するとトイレの本体費用のほかに配管工事費やドア、照明などの費用が必要になります。水回りはワンフロアにまとめると家事動線も短くなるので、メリットが多いポイントです。
設備は優先順位を考える
キッチンのグレードは、最新のものを採用すると100万円単位で費用が変わることがあります。また、つけたものの使用していない吊戸棚や小屋裏収納があるというケースも。設備は、優先順位をよく検討し、本当に必要なもののみ取り入れるようにしましょう。
大宮区での家づくりで外せないポイント
家づくりにおいてコストダウンを検討することは大切ですが、あまりコストダウンしすぎると後悔してしまうことも。後悔しないためには、地域性も考慮しつつ家づくりに役立てることがポイントです。
大宮区は、さいたま市の中で犯罪件数が最も多いエリア。安心して生活するためには、窓を防犯ガラスにしたり訪問者が分かるインターフォンを設置したりするなど、防犯設備を検討することが大切です。また、土地を探すときにも大宮駅やさいたま新都心駅周辺などの商業施設が集まる地域は、人通りが多いため避けた方が安心でしょう。
※※リンク未設定※※
>>さいたま市の治安は?地域の取り組みや家づくりにおける防犯対策もご紹介
また、住宅性能も削りすぎてはいけないポイントです。大宮区の位置するさいたま市は、1991~2020年の平年値を見ると平均気温15.2℃と温暖な地域ですが、夏の最高気温は39℃近くまで上昇することもあり、冬は-7℃程度まで気温が下がることも。住宅性能を抑えすぎると、過ごしにくいだけでなくランニングコストもかかってしまうため、初期予算とランニングコストをしっかりと考慮したうえで、性能を検討しましょう。
参考元:埼玉県警|刑法犯認知件数(令和5年12月末・確定値)市町村別参考元:国土交通省|気象庁|さいたま(埼玉県) 平年値(年・月ごとの値)主な要素参考元:国土交通省|気象庁|さいたま(埼玉県) 年ごとの値 主な要素
大宮区で家づくりをするなら山井建設へ
山井建設は、大宮区を含むさいたま市浦和区・さいたま市中央区を中心に家づくりをサポートする住宅会社・工務店です。私たちの強みは「断熱性」「気密性」「耐震性」に優れた住宅づくり。さらに建築士が土地の形状や周囲環境など直接現地を確認したうえで、希望に沿ったプランニングをするので、理想のマイホームづくりができるでしょう。大宮区周辺で家づくりを検討している場合は、山井建設にご相談ください。