住宅ローンと光熱費の関係性
今回は住宅ローンと光熱費の関係性についてご紹介します。
注文住宅を購入する際、住宅ローンを組む方が多いかと思いますが、出来れば月々の返済額は少なくしたいというのが本音ではないでしょうか。
現在の家賃が9万円とした場合、『住宅ローンも出来れば家賃のみの9万円、多くても11万円ぐらいに抑えたいな』というのは良くお聞きするご要望です。
では、注文住宅を購入したら住宅ローンの返済だけで生活できるのかというとそういう訳にもいかず、その他にも出費が当然発生します。その1つが月々の光熱費ですね。ここをしっかり考えましょう。
例えばですが、住宅ローン月10万円、光熱費月2万円だと支払総額は月々12万円になります。一方、住宅ローン月11万円、光熱費月1万円の場合、支払総額は同じく月々12万円です。支払う額は月々12万円と同額ですが、仮に後者の方が高気密高断熱の住宅で性能が高く、光熱費が掛からないものだとしたら、室内環境は快適かつ健康にも良いということですね。
一般的に住宅ローンは月々の返済額をベースに借入総額を考える方がいますが、ここに毎月の想定光熱費を一度考えに加えてみてください。住宅ローンの返済額も光熱費も月々お支払いする額は一緒です。
ローコスト住宅など、住宅価格を抑えたつもりでも、実際には夏は暑く、冬は寒いのでエアコンを常時利用し続けていることで光熱費が大きく上昇している、こんな話が良くあります。
結果的に、月々の総支払額は高性能住宅を手に入れた場合とほぼ変わらない、なんてことにならないよう初めの段階からこの視点をもって住宅をチェックすることをお薦めします。
賢く家を建てるにはいろいろ見るべきポイントがあります。今回は光熱費と住宅ローンについてでした。