こんにちは。
R+houseさいたま中央店の山井です。
結婚や出産を機に、「マイホーム」購入を考えているという方もいらっしゃると思います。
「家を買う」ということは、ほとんどの方にとって一生に一度の大きな買い物でしょう。
だからこそ、「納得できる家づくりをしたい」「自分たちに合った家を買いたい」「失敗したくない」「後悔したくない」と思うのは自然なことです。
「できるだけ多くの情報を得て取捨選択したい」と慎重に考えたいですよね。
「マイホーム」と一言でいっても、マンションなのか一戸建てなのか、新築物件なのか中古物件なのか、それぞれのニーズは異なります。まず、自分たちが求めている「マイホーム」はどういったものなのか、一度じっくり考えてみてください。
今回のコラム（前編）では、主に「分譲住宅」「建売住宅」について詳しく紹介していきます！ ちなみに、コラム（後編）後編リンクでは「注文住宅」の詳細や、ハウスメーカーと工務店の特徴や違いについてお話しします。
「新築戸建て」を購入する方法は2パターン
マイホームとして「新築一戸建て」を考えている場合にも、購入方法は2パターンあります。
それは「分譲住宅」と「注文住宅」です。
それぞれについて説明していきましょう。
「分譲住宅」とは
「分譲住宅」とは、「分割譲渡」の略語で、土地を分割して譲渡する住宅のことです。
多くの場合、「分譲住宅」とはハウスメーカーや不動産会社が買い取った土地を分割し、その土地に住宅を建て、一戸ずつ販売している住宅です。
つまり、分譲住宅を購入すると、その土地の所有権も獲得することになります。
また、「建売住宅」というワードを聞いたことがあるかもしれません。こちらについても「既に存在する家を販売する」「土地と建物がセットになっている」という意味ではほぼ同じです。
2つの違いをまとめると以下になります。
「分譲住宅」……分譲地に複数の建物を建て、番号を付けて売られる住宅
「建売住宅」……土地に建物を建てておき、一組で販売する住宅
「分譲住宅／建売住宅」のメリット
それでは、「分譲住宅」のメリットとは何でしょうか？
順に紹介していきます。
・「分譲住宅／建売住宅」のメリット①
予算が組みやすい／コストを抑えられる
「分譲住宅」は、建築業者が一括して土地や大量の建築資材を仕入れ、複数の建物を建築することが多いため、1軒あたりの建築コストを抑えられるというメリットがあります。そのため、比較的ローコストで家を買うことができるでしょう。
また、販売価格がすでに決まっているため、追加の費用等が発生する心配もなく、全体の予算感が把握しやすいことが特徴です。「わかりやすい価格」というのはありがたいですよね。
・「分譲住宅／建売住宅」のメリット②
購入前に、実際暮らしたときのイメージが把握しやすい
「分譲住宅」はすでに家が建てられた状態なので、購入前に物件を実際に目で見て確かめることができるのも良いところです。
外観だけでなく、各部屋の様子、設備など、写真や画像で見ただけではわからないところまで、実際に建物に足を踏み入れて確かめることができるのは、やはり安心ですよね。「入居したら、こういう風に暮らすんだろうな」という、具体的なイメージがわきやすいのではないでしょうか？
また、「分譲住宅」は不特定多数の人をターゲットにしているため、『一般的に、幅広い人に受け入れられるデザインや間取り、設備』を兼ね備えている家であることが多いです。「住居に一定以上のレベル」を求めているという方が、気軽に選びやすい住宅といえそうです。
・「分譲住宅／建売住宅」のメリット③
すぐに入居できる
建物の建築が完了した状態で販売されているので、購入を決めたらすぐに入居ができます。
引っ越しや転校手続きなどのスケジュールが組みやすいので、スムーズに入居できるのも魅力。「入居希望日は決まっているけど、遠方に住んでいる」「多忙で、頻繁に打ち合わせがしづらい」という方、「すぐに入居を開始したい」とい方にはおすすめかもしれませんね。
・「分譲住宅／建売住宅」のメリット④
住宅ローンが組みやすい／土地と建物に一括払いできる
住宅ローンは、基本的に建物が完成してからでないと利用できません。なぜかというと、“土地と建物”が住宅ローンの返済ができなくなったときの担保になっているからです。
つまり、土地だけもっていても住宅ローンの利用はできないということです。
建売住宅の場合、土地と建物がセットになって販売されるため、住宅ローンが組みやすいほか、「ローンを使って一括で支払う」こともできます。分譲マンション購入と似たような感覚かもしれませんね。
「分譲住宅／建売住宅」のデメリット
・「分譲住宅／建売住宅」のデメリット①
間取りやデザインは変更できない
「分譲住宅／建売住宅」は、当然ながらすでに建物が完成されているため、購入者の希望で、住宅のデザインや間取りを変更することはできません。基本的に、あらかじめ設計されたプラン通りに施工されるため、たとえ建築前・建築中であっても変更はできません。
建てられたエリアの雰囲気や景観に合わせて建築されていることも多いので、デザインが周囲になじんでいることも多いです。
ただし、「こういう風にしたい！」と明確なイメージがあり、譲れないこだわりがある方にとっては、理想を100％実現するのは難しいかもしれません……。
・「分譲住宅／建売住宅」のデメリット②
施工会社が決まっている／工事の経過を見られない
「分譲住宅／建売住宅」は、建築業者等が土地と建物をセットにして販売するもので、あらかじめ設定されたプランやスケジュールに沿って建物が建てられます。そのため、施工会社はすでに決まっており、施主が自由に選んだり、変更したりすることはできません。
また、当然ながら建築工事の経過を見ることもできません。
実際にどういった施工会社が、どのような仕事ぶりをしているのか見られないのは、やはり不安がありますよね……。
どんな施工会社が家を建てたのか、信頼できる会社なのかどうかは、施工主の社会的信頼性から推測するしかないのが実情です。
実際に家に住み始めた後のメンテンナンスなど、アフターフォローがしっかりしている会社を選びたいものですよね。
一方、「注文住宅」とは、施主が自由に住宅の外観や間取り、設備を選んで決め、建築する住宅のことです。後編では「注文住宅」について詳しくお話しします。また、ハウスメーカーと工務店の違いについても解説します！
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